機関誌
『里見氏研究』
第4号

刊行:2025年3月30日
販売価格: 1,000円(税別)


目次

口 絵
兵庫県立歴史博物館蔵(喜田文庫)「安房州里見氏城址」

論 文
令和6年度総会記念講演
房総における戦国郷村の成立と実像
 -大名・国衆の基盤をさぐる-
  ………………………… 湯浅治久 1

小特集・館山城 論 文
安房館山城下の研究
 -近世初期における里見氏の城下建設-
  ………………………… 簗瀬裕一 25
研究ノート
館山城下研究のあゆみとその課題
  ………………………… 滝川恒昭 62
館山城周辺の歴史的環境について
 -本城化以前の戦時を対象に-
  ………………………… 岡田晃司 83
資料紹介
近世後期における館山城跡
 -兵庫県立歴史博物館所蔵絵図 「安房州里見氏城址」の紹介-
  ………………………… 岡田晃司・宮坂新 92
論 文
天正期における足利頼淳の動向と里見氏
 -「当城小田喜之地」の文言解釈の検討を中心に-
  ………………………… 江澤一樹 102
永禄期における正木氏の香取郡侵攻とその影響
  ………………………… 山本昌幸 126
資料散歩
正木氏関連供養塔について
  ………………………… 早川正司 146
里見氏の古文書探訪
第4回 刈谷市歴史博物館所蔵「里見義弘書状」
  ………………………… 岡田晃司 149
里見紀行
その4 茨城県高萩市・笠間市(小原)・結城市
  ………………………… 滝川恒昭 153
開催記
君津市立久留里城址資料館
令和六年度企画展 没後四五〇年記念
「関東無双ノ大将 里見義堯 -久留里城を拠点とした戦国の雄-」
  ………………………… 鈴木三美子 163
歴史随想
来年は稲村城跡保存運動三〇年
  ………………………… 愛沢伸雄 169
源流源義重と平安時代からの里見氏
  ………………………… 里見弘道 174
天正九年八月の「大風」について
  ………………………… 細田大樹 178
例会記録・報告要旨
  ………………………… 182
総会報告
  ………………………… 187
里見氏研究会第2回特別講演会報告
  ………………………… 189

バックナンバー

里見氏研究 第3号

刊行:2024年3月30日
販売価格: 1,000円(税別)

里見氏研究 第2号

刊行:2023年3月30日
販売価格: 1,000円(税別)
[ 在庫僅少 ]

里見氏研究 創刊号

刊行:2022年3月30日
販売価格: 1,000円(税別)
[ 在庫無し ]

■ 通信販売 ■

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■ 取扱店 ■

< 館山市 >
(有) 宮沢書店 本店
〒294-0045
館山市北条1094
TEL:0470-23-7771
FAX:0470-22-5552

(株) 塚原緑地研究所
販売先:館山市立博物館
〒294-0036
館山市館山351-2
TEL:0470-23-5212 (博物館)
< 君津市 >
君津市観光協会
販売先:君津市久留里観光交流センター
〒292-0421
君津市久留里市場195-4
TEL:0439-27-2875
久留里駅近く観光案内所
< 大多喜町 >
大多喜町観光協会 大多喜駅前
〒298-0216
夷隅郡大多喜町大多喜270-1
TEL:0470-80-1146
FAX:0470-82-6860
< いすみ市 >
井上書店
〒298-0004
いすみ市大原8744
TEL:0470-62-0333
FAX:0470-62-3544
< 酒々井町 >
(株) マグネット
販売店:まるごとしすい
〒285-0912
印旛郡酒々井町飯積2-8-2
TEL:043-376-6810
FAX:043-372-7999
mail:marugotoshisui@catv296.ne.jp
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(株) 塚原緑地研究所
販売先:いのはな亭
〒260-0856
千葉市中央区亥鼻1丁目6-1
(千葉市立郷土博物館隣り)
TEL:043-224-7428

創刊にあたって

 里見氏研究会は、二〇一九年四月発足した。 これまで大野太平・川名登・さらには稲村城跡の保存運動に関わったさまざまな人たちが築いてきた研究を継承しながら、戦国大名里見氏(房総以外の里見氏を含む)を中心軸に里見氏と深く関わった正木氏・武田氏・千葉氏・関東足利氏などについても、最新の成果や研究に基づいて新たな課題を確認し、さらなる研究の進展をはかることを目的としたものである。

 以後、年一回の総会と、隔月(偶数月)の研究例会(研究発表、古文書・史跡見学会など)の実施を中心に活動してきたが、二〇二〇年二月以降、思いもかけず新型コロナウイルスの世界的感染拡大(パンデミック)という荒波に遭遇し、研究例会も延期や開催中止のやむなきに至ったこともたびたびである。

 それでもなんとかこれまで研究会活動を続けることができたのは、一重に研究成果の一端を例会で発表いただいた方々、感染対策等に協力いただきながら各方面から会に集う方々、またさまざまなかたちで会活動をサポートしていただいた方々のお蔭である。

 しかも二〇二一年四月の総会では、会のさらなる発展を期すために、研究会としての組織の体裁を整えるとともに、会員相互の交流をはかり、なにより研究の進展と会活動の実績を具体的に世に問うために、研究機関誌(年刊)を刊行することを決した。本誌はそのような経緯と目的をもって生まれたものである。

 本誌が、里見氏を通じてその時代を考えようとする人にとって学問的成果を問う場となるとともに、里見氏のことを身近に感じ親しんでいただける冊子となり、研究や会活動がさらに進展することを願うものである。多くの方々のご支援とご協力を賜ることができれば幸いである。

 二〇二二年二月
   里見氏研究会代表  滝川 恒昭

投稿規定

  1. 投稿できるのは、本会の会員に限ります。会員でない方は、掲載が決まった時点で入会手続きをお取りください。ただし、会員以外でも、代表・委員会に置いて承認された場合は、その限りではありません。
  2. 内容は、里見氏(房総以外の里見氏も含む)に関する新事実を明らかにしたものや、新たな史料の紹介などを中心に、里見氏と深く関わった房総諸氏や関東足利氏・北条氏といった周辺諸氏の新たな知見に関するものも対象とし、未発表のものとします。他誌との二重投稿はご遠慮ください。
  3. 論文は20,000字程度(図版・地図・表等を含む目安です。以下同じ)
    研究ノート・余録 10,000字程度
    史料紹介・散歩   8,000字程度
    歴史随想      3,000字程度
  4. 原稿は24字×20行、2段組で完成原稿とします。原稿提出にあたってはワードか一太郎のデータと印字原稿一部の提出をお願いします。また図版・写真等の掲載許可・転載許可については、執筆者の責任であらかじめお取りください。
  5. いただいた原稿は編集委員会の査読を経て、掲載の可否をご連絡いたします。問い合わせには応じません。また、いただいた原稿・データはお返ししません。
  6. 原稿を掲載させていただいた方には、掲載誌を贈呈いたします。
    論文等 15部
    研究ノート・余録等 8部
    史料紹介・散歩等 5部
    随想等 3部
  7. 投稿を希望する場合は、必ず事前(当年7月末まで)に本会にご連絡の上、毎年10月末までにご提出してください。投稿の希望、および原稿の提出先については、投稿についてをご確認ください。
  8. 会誌掲載後、原則2年間は転載(インターネット上のホームページなどに、PDFなどの形式で公開する場合も含む)をご遠慮ください。また転載にあたっては、事前に本会の許可を得てください。
  (2023年3月、一部改訂)

投稿について

  1. まずメールにてどのような内容の記事か具体的にお知らせください。
  2. 本会より原稿提出についてご連絡いたします。
  3. 本会からの連絡後に、原稿を締切までにご提出ください。掲載の可否は、編集委員会の査読の後ご連絡いたします。